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【本】生物と無生物のあいだ 〜一瞬も留まることなく入れ替わっている「私」〜

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この秋から家族で定期的に本を読み、感想をシェアする試みを始めた。 最初に選んだのは夫が持っていたこちらの本。 分子生物学者が数々の実験結果をもとに「生物とは何か?」を探求していく1冊だ。 生物と無生物のあいだ /講談社/福岡伸一 posted with カエレバ 楽天市場 Amazon 心臓があれば生命? というレベルでしかこのテーマについて考えたことがなかった者からすると、生物や科学の研究者の飽くなき探究心、粘り強い検証ぶりに、なぜそこまでと思わされたりもした。 この本のすごいところは「人の心」などという移ろいやすく不確かなものとは全く異なる、細胞やDNA、分子の世界で一瞬も止まることなく起こり続けているドラマを1本1本の糸のように紡ぎ、生命とは何か?の問いに対して事実を示しながら、最後に一枚の巨大な織物のように目の詰まった答えを織り上げて見せてくれる、筆者の類いまれなる表現力にある。 文系人間と理系人間の間に立ちはばかる、理解し合えない大きな壁に風穴を開けてくれる一冊だとも感じた。 渡米以来出会うようになったポスドクという立場の人々のことが今までより身近になったような気もする。  特に興味深かったのは動的平衡について書かれた第9章だ。 私という人間、全ての生物が、「一瞬も留まることなく入れ替わっている」。 観念的には知っていたけれど、実際にミクロの世界で起こっていることから、改めて絶え間なく細胞は壊され、生まれ変わっていることを知る。 「明日は明日の風が吹く」以上に、何と自分自身への自信が湧き、失敗や変化を恐れない勇気が出る概念でしょう。 人生に悩んでいる人にも気づきがある一冊かもしれない。 生物と無生物のあいだ /講談社/福岡伸一 posted with カエレバ 楽天市場 Amazon

4年目に突入!〜【PREGO CLUB(プレゴクラブ)】2019年9月開催レポート

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9月11日にPREGO CLUBを開催しました。 なんと、定期開催して4年目に突入です!毎回多くの方に来ていただけて嬉しいし、場を継続していくことの意味を感じています。 今回は妊婦さん5名を含む10組が参加されました。 妊婦さんが多く参加されたので、出産準備や母乳育児のコツ、また二人目妊婦さんは出産後の上の子との接し方などの話題で盛り上がりました。 今回は産後のサポートをされる産後ドゥーラさんやつい最近まで保育士をされていた方もサポートしてくださったので、産前産後のケアはもちろん、離乳食のコツなどもお聞きできて有意義な時間となりました! 次回は11月13日開催予定です。10月下旬ごろお申込みを開始いたします。こちらのサザンブリッジFacebookページをぜひチェックしてくださいね。 ★PREGO CLUBは7月を除く奇数月に開催予定。 おもにに妊娠中からお子さんが0歳児の方向けの交流会です。 お子さんを持ちたい方や、産前産後の方をサポートしたい方のご参加も歓迎します。 日程は 「カロライナ情報Webマガジン」 ・ サザンブリッジFacebookページ やサザンブリッジのメールでご案内します。 トライアングルエリアで子育てに備えたい方、一緒に子育てを楽しむ仲間がほしい方、ぜひご参加くださいね。 まわりに妊娠中・小さい赤ちゃんの子育て中の方がいらしたら、ぜひご紹介をお願いいたします。 【発起人:北澤ちさと】