子どものころからファンドレイジング★アメリカ小学校のFRマラソンとは
度重なる雪の影響で、なかなか開催できなかった
娘の学校のファンドレイジングイベント。
ついに校庭ではなく体育館での開催となりましたが、
せっかくの機会なので応援に行きました。
このイベントはBoosterthon fun run というもので、
2001年から、アメリカ各地の学校で実施されているそうです。
当日行うことは、要は「マラソン大会」なのですが、
それを、開催前の準備段階から楽しみつつ、
チームワーク強化と寄付集めにつなげる
とても良くデザインされたイベントになっています。
…なんて冷静に書いてますが、自分の子ども時代を振り返り、
「あの辛いマラソン大会はなんだったんだぁぁ!!!」と
言いたくなるほどの完成されたイベントなんです。
寄付先は、自分の学校だったり、
福祉活動をしている団体だったりするようですが、
今回は、「校庭の遊具のリニューアル」という目的でした。
仕組みはというと…
イベントの前に子ども達は、親や親せきなどを中心にスポンサーを募ります。
事前にもらうリーフレットには、スポンサーになってもらうための、
トークスクリプトまであるのが驚きます。
マラソン自体は、小さいトラックを何周も走るようになっており、
距離が短いとはいえ、男の子も結構大変そう…!
娘の学校のファンドレイジングイベント。
ついに校庭ではなく体育館での開催となりましたが、
せっかくの機会なので応援に行きました。
このイベントはBoosterthon fun run というもので、
2001年から、アメリカ各地の学校で実施されているそうです。
当日行うことは、要は「マラソン大会」なのですが、
それを、開催前の準備段階から楽しみつつ、
チームワーク強化と寄付集めにつなげる
とても良くデザインされたイベントになっています。
…なんて冷静に書いてますが、自分の子ども時代を振り返り、
「あの辛いマラソン大会はなんだったんだぁぁ!!!」と
言いたくなるほどの完成されたイベントなんです。
寄付先は、自分の学校だったり、
福祉活動をしている団体だったりするようですが、
今回は、「校庭の遊具のリニューアル」という目的でした。
仕組みはというと…
イベントの前に子ども達は、親や親せきなどを中心にスポンサーを募ります。
事前にもらうリーフレットには、スポンサーになってもらうための、
トークスクリプトまであるのが驚きます。
マラソン自体は、小さいトラックを何周も走るようになっており、
スポンサーは「1周あたり◎ドル」またはあらかじめ決めた金額を寄付します。
(平均30~35周走るそうで、寄付への上限は35周と決められています)
また、数日前からこのイベントのテーマにちなんだ
また、数日前からこのイベントのテーマにちなんだ
ステッカーを一日一枚胸に貼ったり、
ジェスチャー(サイン?)をみんなで覚えたりと
一体感を高めるような時間を取っているようです。
そして当日はこんな楽しげな設営。
イベントの進行も、学校の先生ではなくBoosterthonの
スタッフが行います。
開会のあいさつでは、「みんなの努力でこれだけのスポンサーが
集まったぜぇ~~!」的なノリで既に大盛り上がり。
最初は男子からスタート。
一週走るごとに、こうして先生やPTAの方が
Tシャツのうしろの数字にチェックをしていきます。
Tシャツのうしろの数字にチェックをしていきます。
距離が短いとはいえ、男の子も結構大変そう…!
日本でも一番小柄なほうだった娘は
いったい大丈夫だろうかとちょっと心配しつつ
女子の部もスタート。
生真面目な娘らしく(笑)、一生懸命走ってました。
今回、娘は30周走りきりました!歩いている子も多い中、
頑張って走っていました(さすが日本人!?)。
私は1周=1ドルとしていたので、
この時点で私の寄付額は30ドルに決定。
みんなおつかれさまでした!
いやー、ブルマ姿で学校の周りを走っていた
30年前の自分に教えてあげたいわ…。(←しつこい)
今回イベントに実際に足を運んでみて、
アメリカに根付いている「文化」としてのファンドレイジングの力を
圧倒的に感じると同時に、子どものころから
こうした寄付体験をしてきているアメリカと比べて、
日本の個人寄付文化がまだ発展途上であるということも、
「そりゃ当然だ…」と心底腹落ちしました。
思えば私自身、オンライン寄付サイトのJustgivingが
日本で立ち上がったとき、「イギリスではチャリティの為に
走る人が沢山いる」と言われても正直ピン、とこなかったですし…。
でも、社会を変える活動に携わっているものとして、
声を枯らして叫ぶことだけが寄付では無いと、
物を買うことでの支援ももちろん良いけれど、
自分が楽しみながら行動することで社会を変えることもできるんだよと。
頭と体を使って伝えて、見せて行くことの大切さを
あらためて感じました。
寄付っていうのは、自分の努力が形になって、
みんなで大きなことを動かすこともできる、
そして何より楽しいことなんだと、
大人が一生懸命楽しんで伝えられるような土壌ができたら、
そしてその土壌で育つ子ども達が増えたら、
もっともっと社会が良くなっていくんじゃないかと、真剣に思います。
さて、この日は先週雪で休校だったバレンタインデイのお楽しみも実施!
日本では、特定のお友達に「友チョコ」を作るのが
最近の流行りだと思いますが、アメリカの
小学校やプリスクールは、事前にクラスメイトの
名前のリストを配られ、お菓子を持参するなら必ず
全員宛に、と案内があります。
当日は、お菓子を入れる袋を工作して
みんなで交換会をしたそう。
この日のために、スーパーには「To/From」欄のある
特別パッケージのお菓子の徳用パックが並びます。
ひとつ気になったのは、アレルギーの子も食べられる
お菓子を探そうとしても、メーカーによっては
アレルギー表示が徹底されていないこと。
学校で交換する子どもを主な対象に作っているはずなので、
そこはしっかり表示してほしいところ。
母は、「友チョコ」作りから解放されて
正直ほっとした…かな( ̄▽ ̄)
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